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工学部/大学院工学研究科

センター長挨拶


 

革新的な“原子・分子からのものづくり”を目指して

 

アトミックデザイン研究センター長

渋谷 陽二 (機械工学専攻)

2013年4月に工学研究科附属アトミックデザイン研究センターが立ち上がり、早5年目にはいりました。改組前の工学研究科附属原子分子イオン制御理工学センターでは、原子・分子スケールでの新機能材料・デバイス創成のための基盤となる研究成果を積み上げてきました。

改組後の当センターでは、これからの社会のニーズに合致した革新的な“原子・分子からのものづくり”を目指し、特に設計(デザイン)の概念を基軸に置いて、

1.原子・分子構造からの材料・構造・機能設計を意図した研究に重点
 2.シミュレーションベースト・エンジニアリングの積極的な推進
 3.産業応用に直結させたプロトタイプリサーチ(原型研究)に重点
をセンター趣旨の3本柱と考えて進めて参りました。これまで、例えば大気圧プラズマの応用技術として、分析機器としての商業化、医療分野への新展開等着実な成果をおさめてきています。

当センターは、(1)量子効果を設計に取り入れた量子設計研究部門、(2)プラズマ・レーザー物理現象の応用を考える表面反応制御設計研究部門、さらに(3)物理的・化学的相互作用を利用した材料・構造・機能設計研究部門から構成され、今後のイノベーション創出に不可欠な学際的な研究がより促進される研究組織となっています。学内外そして国内外の組織と連携し、すでに構築している他機関との連携をより強化することで、これからの共同研究を加速させる時期に入っていると実感しています。

当センターでの成果や関連行事を迅速にお伝えするために、ホームページやニュースレターの配信により情報を公開しています。今後とも、皆様方からご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2017年11月



大阪大学大学院工学研究科附属
アトミックデザイン研究センター

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大阪府吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科